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ご挨拶

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ホームページ開設に当たり、部門の代表からご挨拶を申し上げます。当寄附研究部門は2007年、研究と開発を担う国内8社の製薬企業の支援の下に発足いたしました。「部門の紹介」にもありますように、抗菌薬だけでなく抗ウイルス薬やワクチンまでをも含めた抗感染症薬の基礎開発と、特に臨床開発を適正かつ迅速に進めることを支援・推進しようという位置づけを自らに課しておりますが、さらに感染症診療と教育、研究にたずさわる後進の育成をも目指して発足したものです。

当初は少人数で出発しましたが、以前からの人的ネットワークを拡大しながら、グループとして研究の幅を広げて参りました。その間、私自身が日本結核病学会や日本化学療法学会の理事長に就任し、日本感染症学会の二木(ふたき)賞や第65回保健文化賞を受賞するなどしましたが、グループ内からも日本環境感染学会賞や日本呼吸器学会熊谷賞の受賞者が出たり、他大学に2名の新任教授が生まれたりしたことは部門としての誇りであると思っております。いずれも感染症学に関連する部門であり、さらに幅を広げてそれぞれ後進を育ててほしいと思っておりますので、ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

さて、当部門開設以降の8年間だけでも、いわゆる「新型」インフルエンザの出現、NDM-1産生の多剤耐性腸内細菌や多剤耐性アシネトバクターの出現、鳥インフルエンザA(H7N9)やデング熱、エボラ出血熱の流行、などが国内外で起こりました。そのいくつかに対して適切な対応指針を関係の学会から発信するまとめ役を担うなど社会活動も積極的に行い、来るべき新時代の結核医療を担う体制の提案と構築などと併せ、その活動実績が保健文化賞受賞につながったものと思いますが、これに満足することなくさらに活動をひろげたいと考えております。皆様からのご指導・ご鞭撻を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成27年春 渡辺 彰