◎ごあいさつ

 東北大学エンタテインメント&スマート・エイジングプラットフォームは、2009年8月に結成されました。人文社会系、自然科学系、さまざまな分野の研究者が、「エンタテインメント」と「加齢」をキーワードとして、自らの専門分野からは少しだけ外れた領域で、自由な発想のもと、新しい研究の方向性を模索するための任意集団です。
 基本は、将来、自分自身の専門領域の研究の成果を、社会の役にたつ楽しいこと(研究)に応用したいという野望を持っている研究者に、「この指とまれ」と声掛けをし、非常にゆるいバーチャルな組織を運営しています。
 具体的なアクションとしては、メールを使った情報交換の他に、学内の研究シーズを発掘し、研究へと育成するために、プラットフォームメンバーを対象に学内研究公募を行い、2009年9月には、4件の研究を採択し、1年間の研究がスタートしました。2009年9月14日には、第一回の情報交換会も行っています。
   しばらくは学内限定組織で力をためようと思っていますが、そう遠くない将来、国内外の他研究組織の研究者との連携(プラットフォームの公開)や、内外のエンタテインメント関連企業等との連携(産学連携共同研究など)を展開していきたいと考えています。
   興味をお持ちの研究者の方や企業の方は、気軽に事務局までお問い合わせください。

2009年10月

東北大学エンタテインメント&スマート・エイジングプラットフォーム 代表
  東北大学 加齢医学研究所 教授 川島 隆太

◎スマート・エイジングとは

 スマート・エイジングとは、「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」と定義しています。〇〇エイジングと聞くと、すぐに思い出すのは、アンチエイジングという言葉ではないでしょうか?私達は、アンチエイジングという言葉は決して使いません。アンチ〇〇とは、アンチの後ろに来る〇〇を否定する言葉です。アンチエイジングは、エイジング、すなわち、私達が齢を重ねることを、嫌なことだ、惨めなことだ、避けたいことだと、否定する考えなのです。
 私達が年を重ねることは、私達がより豊かになることで、素晴らしいことです。それを否定するのは、ふざけていると思います。年月を重ね、同じように年をとっていく中で、より元気な人、そうでない人が出てくるのも事実です。私達は、生活の中に、新しい何かを意識して取り入れることで、より知的に賢く齢を重ねる方法を提案し、個人のスマート・エイジングを諮りたいと目論んでいます。また、そのような知的に成熟した個人が、その人の興味や知識によって結ばれるコミュニティーの創生も提案していきます。こうした社会を、私達は「知縁社会」と呼んでいますが、従来の「血縁」や「地縁」とは異なる、新しい成熟型の社会のあり方を提起できるものと確信しています。

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◎エンタテインメントとの関わり

 ここでエンタテインメントとは娯楽全般をさし、テレビや映画、ゲームから演劇、漫才など私たちを楽しませてくれれる全てをさし、それらは人生を楽しく豊かにするためにかかせないものです。
・そんなエンタテインメントが、私達の心身にどのような影響を与えるのか?
・意識して思いっきりエンタテインメントを楽しむことで、心や身体が元気にならないか?
・スマート・エイジングを具現化できる、まったく新しいエンタテインメントを作ることはできないか?
 こんな疑問や設問に、東北大学のさまざまな研究分野の研究者達が、まじめに、かつ、自らが楽しみながら取り組みます。

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