下北半島ツーリング(東北海岸線ツーリングシリーズ2)雨のサイクリングも楽しからずやLast updated: 11/3/2008 |
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◆8月7日 火曜 下北地方,曇りときどき小雨 29℃ぐらい 一週間前はおおむね晴れの予報だったのに,前日には雨がちの予報に一変.むしろ熱中症になることはないだろうと前向きに考え,去年果たせなかった下北半島の海岸線めぐりを8月7日の朝,実行に移した.仙台駅行きの満員の通勤電車の中,輪行袋にサイクルジャージの出で立ちでどう見ても違和感たっぷりだが気にしない.八戸までの新幹線もすでに一杯で立ち席の切符になる.八戸からスーパー白鳥号に乗り継ぎ,これも満員で立ち続け,ようやく10時40分過ぎに野辺地着.ここは去年,不覚にも尻痛のために続行を断念した因縁の場所,野辺地を「リベンジ」と読んで気合いを入れてバイクを組み立て,立ち食いうどんで補給してから出発.小さな町を抜けて津軽湾沿いのR279を北上.陸奥湾を眺めながらの概ね平坦路で,交通量は少ない.陸奥横浜で川内の宿に予約を入れておいて再びむつ市へ.1時すぎにむつ市内に入り,県道4号をいよいよ恐山へ.交通量は多くなく,登り始めは大したこと無いのでほいほい上がるが次第にきつくなり,登りきった最後は谷底へ落ちて行く感じで硫黄臭漂う湖のほとりに到着.お参りののち今落ちて来た道を戻るが,いきなりの激坂で10分ほどもがく.その後右に折れて県道174号を大湊へ.R338湾岸道路をひた走って川内に4時半過ぎに着いて一日目終了.5時間20分,105km.気がつけば左膝裏が少し痛いが,さては恐山への行き帰りで痛めたのか. ◆8月8日 雨ときどき止む. 21〜23℃ 前夜の天気予報では夕方から雨とのことで,できるだけ早く半島を時計回りに巡って夕方までにはむつ市内に着こうと思っていたが,朝からしっかり降っている(汗).8時前に出発し,交通量少なくいい舗装の県道48号を北上し,253号へ左折して川内ダムには意外に早く到着したが,予想通りまだレストハウスは開店しておらず仕方なく先へ急ぐ.昨日から雨でオイル切れを繰り返しているためギアがシャリシャリ音を立てている.あまり多く持参していないオイルをときどきチビチビ差しながらの走行.予想外に平坦路が続いてホイホイ走っていたが,R338に合流して一気に下ったかと思いきや,牛滝からは延々と登りが続き,次第に体力を消耗し始める.途中,仏が浦の展望台から仏が浦の奇岩群や津軽海峡を眺める.写メを撮ったりしていると手作りアイスを売っているじい様が話かけてきたが半分以上,聞き取れない(汗).ここから一気に下って気分いいのも束の間,その後はつらい岬の峠越えのパターンを繰り返す.昼過ぎ,大間崎ではいよいよ大雨になってしばらく雨宿り.ついでにマグロのカマ焼きを食す.あぶらがまずまず乗っていて美味しい. 雨の中,辛抱して海峡沿いのR279をこぎ,下風呂温泉経由,大畑のバイパスから県道4号へ.予定よりもずっと早い2時すぎなので,もう一度北側ルートから恐山を目指すことにする.薬研温泉までの30分,ゆるやかな山道で快適,ここを過ぎていよいよ恐山ルート,折からの雨の中,行けども行けども脚休めがない坂の連続.風もなく,ヘルメットを外して走っても頭がぼーっとするぐらい体温上昇しているが,もがき苦しむこと1時間,ようやく待ちに待った硫黄の臭い漂う下りになり,15:40に湖に到着.休憩のち昨日の外輪山越えで10分間の死闘ふたたび.オイル切れでチェーンがきしむ.ここでチェーンが切れたらどうやって帰ったらいいのだろうかと心配が頭をよぎる.むつ市内のホテル着が5時.9時間,142km.幸い,膝裏の痛みは悪化せず,明日も走れそうでひと安心する. ◆8月9日 雨ときどき雷雨 24℃〜25℃ 7時半に出発,県道6号を尻屋崎へ.小降りになったり本格的に降ったりを繰り返す天候,アップダウンとトラックが多い中,8:40尻屋崎に到着,寒立馬を見ていると突然の土砂降り.雨宿りする場所がないので仕方なくずぶぬれになりながら172号,248号を通ってR338に合流.道はいい舗装で交通量も少ないが単調で直線が多く,次第に飽きてくる.山の中,長いアップダウンを繰り返して途中で雷雨にも見舞われるが,隠れる場所もないので走るしかない.使う事はまず無いだろうと思っていたアームウォーマー,濡れていて気分はよくないが体温低下が防げ,持って来てよかった,寒い.ひたすら単調な道を時には快調に,時にはタラタラと進む.八戸市内に入ってからまたとどめの豪雨に見舞われて,いったんは乾きかけたウェアーがまたびしょ濡れ.15時半過ぎに八戸駅に到着.152km. |
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