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加齢・老年病科/加齢画像外来が、平成29年度東北大学病院長賞を受賞しました。

2018/04/05

平成29年4月から旧老年科と旧加齢核医学科が統合し、「加齢・老年病科」としてスタートした際に新規専門外来として加齢画像外来がスタートしました。既設のもの忘れ外来が精度の高い診断および治療を見据えた認知症の包括的診療を行うのに対し、新設の加齢画像外来は、長年にわたり加齢医学研究所に蓄積された画像診断のノウハウをベースとしています。主な対象は、認知症の画像検査と骨粗鬆症・フレイルの総合的アセスメントです。認知症は、軽度認知障害からアルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、パーキンソン症候群、正常圧水頭症、血管性認知症などさまざまで、それぞれ症状や治療法が異なることから、鑑別診断が重要です。脳MRIや脳血流SPECTによる特徴的な画像所見を、これら疾患の病態を反映するバイオマーカーと位置付け、近年開発が進められた統計画像解析法と併用することで早期診断・鑑別診断を行います。一方、骨粗鬆症・フレイル外来は、DXA(dual-energy X‐ray absorptiometry)を用いた画像検査により骨密度に加えて筋肉量や脂肪量を数値化し、分かりやすく評価します。さらに問診・血液検査・体力測定を行うことで、前介護状態として注目されているフレイルやサルコペニアへのアプローチに繋げています。認知症・フレイルともに、「かかりつけ医支援型外来」と位置付け、診断後はかかりつけ医で治療を続け、治療効果判定のため、半年から一年後に再検査を予定します。患者さんにとってはかかりつけ医による安定した診療が継続でき、クリニックの先生方には大学病院ならではの高度な検査で治療効果が評価できるという安心感が生まれます。地域医療連携室・外来スタッフとの密な連携で、一日で外来検査・診療を完了するシステムを構築しており、患者さんの負担を最大限軽減できる工夫もしています。加齢画像外来開設後、地元新聞に取り上げられたこともあり、紹介件数は増加の一途です。診療単価の高い検査と新規外来の集客効果という二段構えにより、同年10月には早くも当科の稼働目標を上回る収益を達成しました。

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