東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会の「確かな学力育成」に関する連携事業について

 

 平22年2月19日、東北大学加齢医学研究所仙台市教育委員会は、組織的連携を通じて双方の教育と研究の充実と発展に資することを目的とした「東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会との連携協力に関する協定」を締結いたしました。

 

背景

 仙台市教育委員会では、確かな学力育成プランを推進しています。このプランは、IT化の急速な進展や国際競争の激化など社会経済の在り方が大きく変化している中、子供たちが将来、仕事や実生活で頻繁に直面するであろう、判断に迷う困難な状況を、自らの力で克服する力、つまり社会で自立し、「生きる力」を育成することを最終目標としています。

東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会とは、教育学分野、認知科学分野において密接な関係を保ってきています。研究面では、川島加齢医学研究所教授らと、脳機能イメージングを用いた子どもの認知機能発達研究において連携しています。

この子どもの認知発達研究では、人間の脳と心の関連を脳機能イメージング装置によって解明しようとする脳科学研究を、教育学や認知心理学と融合することにより、子ども達の心身の健やかな成長や発達を促し、学習の意欲、論理的思考力、創造性、知的好奇心、探究心などを向上させる新しい具体的な教授・学習システムの研究開発を行うもので、世界的に大きな注目を集めており、仙台市教育委員会・東北大学の連携による大きな成果がすでにあがり始めています。

 

組織的連携協力の趣旨と事業の内容

東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会は、両機関の連携や協力、人材交流をさらに発展させ、相互の教育能力と研究開発能力及び人材等を活かした総合力を発揮することが、教育及び学術研究の発展並びに教育行政関連技術の水準の向上に新たに重要な役割を果たすと考え、本研究所及び仙台市教育委員会の研究開発、教育・人材育成などに係る相互協力が可能なすべての分野において、互恵の精神に基づき具体的な連携・協力を行うため、連携協力協定を締結しました。

具体的な連携内容としては、当面は、子どもたちの学習意欲を科学的に分析し、学習意欲を伸ばすことを目的としたプロジェクトを、生命科学研究科、文学研究科等の若手教員と部局横断型プロジェクトチームを形成し推進してまいります。

平成22年2月23日 

スマート・エイジング国際共同研究センター

センター長 川島隆太