統合医療に科学の光を日本から
 

2016年12 23日(Fri) 25日(Sun)

In Pursuit of Science in
Integrative Medicine
with IMJ
In Pursuit of Science in
Integrative Medicine
with IMJ
統合医療に科学の光を日本から

In Pursuit of light in Science of Integrative Medicine with IMJ

ごあいさつ: 山家 智之(第20回日本統合医療学会 大会長/東北大学加齢医学研究所 教授)

 2016年12月23~25日、東北大学医学部星陵オーディトリウム、加齢医学研究所国際会議場、艮陵会館におきまして、第20回日本統合医療学会を開催予定にさせていただいており、関係者一同準備に追われております。
テーマは、
    「統合医療に科学に光を日本から!」と、させていただきました。
 伝統医療、相補代替医療と申しましても、物理の法則に逆らっているわけではありません。地球の上では、リンゴを落とせば、その林檎が時々刻々落ちていくスピードは、重力加速度に従って加速していくわけで、石を投げれば、その軌道は、二次関数に従った軌跡を描きます。地球の上では、人体もまた物理法則に従ってその挙動は決定されてしまうことになるので、これは、東洋医学でも西洋医学でも同じことです。ですから、統合医療、代替医療における評価パラメータも、物理、数学、科学の法則に従っていなければ、その蓋然性を、納税者に説得することができなくなります。医療として、公的保険に収載されることができない現状では、どんなに優れた漢方や東洋医学の伝統に従った方法でも、日本人がその恩恵を受けることができないことになります。


 ちゃんと、科学してみる必要があるのではないでしょうか?


 例えば、アーユルベーダや、中医学では、四診により、その診断を決定するとされています。この、四診のうち触診による「脈診」は、体外から人体の循環の状態を統合医療の方法論で蝕知し、診断することになります。 もちろん、人体の循環もまた、物理法則に従います。
 心臓の収縮により加速された血液は、弾性体である大動脈弓に送り込まれ、そこで大きなヤング弾性率で加速された血液が末梢循環系へ流れ込むことになります。 流れ込んでくる血液の拍動は、体表面に近い動脈では、体表からでも観測することができます。つまり、四診で観測される「脈診」や、「視診」は、物理法則に従った血液の循環を体表から観察するものなので、もちろん、物理や数学の法則で説明ができるものです。
   ですから、人工心臓を使ったモデル循環を使えば、「脈診」で検知できることは、物理的に必ず再現されなくてはなりません。


 これを利用して、統合医療の伝統に則る診断システムが、例えばフクダさんなどの医療機器開発に直結し、現実の大きな病院の保険収載の医療として活用されています。  統合医療を、どのように臨床現場にフィードバックするべきか
 みなさん、一緒に考えてみましょう。


 現在まで、様々なシンポジウムや、パネルなどのご提案をいただいており、近日中にHPに公開し、一部指定、一部公募で考えております。
 統合医療に科学の光を当てるシンポジウム、「食と健康」に関するするセッション、カイロや統合医療に関するセッション、サプリメントのシンポジウム、音楽療法のセッション、認知機能とヨーガ、多分野連携、アロマに関するシンポジウム、女性の会から市民公開講座、また川嶋みどり先生には「西洋医学を超えることが可能か?」と、言う、意欲的なシンポジウムの提案をいただいております。


 本大会の会場は、東北大学の医学部のキャンパスで、会の前日まで、医学部の学生が授業や講演を聞いている場所です。ご存知の先生も多いと思いますが、日本の医学部は現在2023年問題で揺れており、ECFMG勧告により、2023年までに医学部、研修医教育、専門医教育のカリキュラムを大改編して、アメリカの専門医ができることを、日本の専門医も同じ手術を同じ成績でできるように、教育内容を大拡充しているところなので、ちょっと開催時期が例年よりやや後ろに遅れてしまいました。
 皆さま、医学部の先生になったつもりで、是非ご講演をエンジョイしていってください。

Tohoku
Preclinical Studies

東北大学加齢医学研究所 非臨床試験推進センター

PreClinical Research Center
Institute of Development, Aging and Cancer
Tohoku University