Last updated: 3/02/2013

わたしたち遺伝子導入研究分野は医学系研究科の協力講座(加齢医学研究所),生命科学研究科の協力教員です。

医学系研究科修士・博士課程大学院生の指導とともに,生命科学研究科の修士課程・博士課程大学院生を指導しています。協力講座,協力教員は研究所の規則的なことに由来している名称に過ぎず,大学院生のかたには何ら不利益はありません。

Q:研究室の大学院生になるにはどうしたらいいですか
A:最初,どんなとこかな?というところを見たい方は,アポ無しで結構です。自由にお越しください。そのときにいるラボの誰かに案内してもらって見学し,ラボの様子も教えてもらってください。

大学院の受験先にする可能性があれば,つぎに高井教授にメールなどで面接のアポをとってください。

アポが必要なら →  または電話022-717-8501 ファクス022-717-8505

Q:研究室に学部学生として参加するにはどうしたらいいですか…学部生のあいだに研究の手ほどきをうけたいのですが
A:東北大医学部生は3年生のときに4ヶ月間,基礎修練コースが用意されています。他の学部や他大学の場合はご相談ください。講義や実習に差し支えない範囲で活動してもらう方法を考えます。

Q:研究室にポスドクとして採用されるにはどうしたらいいですか
A:Recruitページをご覧ください。不定期に募集していますので,まずエントリー頂いて,ポストに空きが出ればお知らせすることも可能です。

Q:研究室の技術員,研究補助員などのスタッフになるにはどうしたらいいですか
A:Recruitページをご覧ください。不定期に募集します。学部や修士課程を修了した後も研究活動を続けたいが就職を希望する方など,一度お問い合わせください。

Q:大学院の入学試験は難しいですか
A:現在のところ,医科学修士課程では英語と小論文と面接で評価されます。医学系研究科博士課程では英語が必修で免疫学または生化学または細胞生物学および面接で評価されます。医科学修士課程もしくは他大学修士課程修了の方は英語と修士論文の内容を中心にした口頭試問で成績判定されます。どのような問題が出るかは,医学系研究科は当該教務掛に過去の問題例があり閲覧できますので参考にしてください。生命科学研究科は当該HPで公開しています。詳しくは面談でご相談ください。

Q:英語が苦手ですが大丈夫でしょうか
A:入学後,英語の論文を読む必要がありますので,英語の基礎学力は大事です。自信のない方でも,在学中のトレーニング(ジャーナルセミナーや輪読会,外国人演者によるセミナーなど)および外国での学会発表などを通じて語学力や会話力アップを図るプログラムを用意していますので安心してください。

Q:研究室の雰囲気はどうですか
A:メンバーひとりひとりが主体的に行動している,明るく積極性のあるラボです。ひとりに1研究テーマを担当してもらいます。入ってすぐの頃は誰かにチューターとして面倒見てもらって研究に慣れてもらいます。研究室にはおよそ6つの研究チーム,研究ユニットがあり,そのどれかに属することになると思います。チーム,ユニットごとに主体性を持って研究を進めます。教授は必要に応じてアドバイスします。

研究活動以外は教員も学生も一緒になって飲み会をしたりリクリエーションをしたり,仲良く楽しくやっています。実際に見学して雰囲気を感じ取ってみてください。面談時にラボメンバーのだれかに内情(?)を訊くこともできます。

Q:研究テーマはどのように決まるのですか…自分の希望に沿った研究テーマをもらえますか
A:はい。各自の興味の対象を基に,6つの研究チームやユニットのどれかにまず属してもらい,学生や修士課程の場合は1〜2ヶ月ほど短期的に先輩などのチューターに付いていろいろ指導を受けます。この間に,主体性を養ってもらい,1つのテーマについて担当していくことになります。

たとえば「アレルギーや抗体産生の研究に興味がある」場合,研究室で現在走っているテーマのうちたとえば「遺伝子欠損マウスにおける抗体クラススイッチ機構に関する研究」を進めている先輩に付いてしばらく習い,その後,新規に「○○によるクラススイッチ制御に関する研究」を立ち上げてそれを担当したりします。

面談でおおむね興味の対象を絞った後,研究室の方向性とも合致する研究テーマをすぐに立ち上げるか,卒業予定者の担当しているテーマを引き継いで発展させることもあります。

場合によってはこのかぎりではありません。たとえば自分の得意分野を生かしてこの研究室ではこのようなテーマでこのようなことを解析したい,という積極的な提案も大歓迎します。

いずれにせよ,早めに独り立ちできるようにサポートを一定期間し,1人に1テーマで主体的に研究していただきます。教授は必要に応じてアドバイスしますが,サポート役とお考えください。

Q:研究室に所属しながらアルバイトすることは可能ですか
A:はい。研究活動に支障をきたさない範囲でなら,アルバイトは禁止していません。経済的に就学の継続が困難な場合はご相談ください。ただ,医学系研究科も生命科学研究科もティーチングアシスタントもしくはリサーチアシスタントとして定額の給与を支給することを行っていますので面談の折に相談ください。

Q:親に学資を頼りたくないのですが,奨学金はもらえるのですか
A:はい。ただ,親の年収により,受給したくても資格外になる可能性もあり,一概に言えませんが,現在の修士課程院生はおおむね月8.7万円の奨学金を受給しています。また,現在の博士課程院生はいずれも月11.9万円の奨学金を受給しています。

Q:見学だけすることはできますか
A:はい,平日はアポなしで来ていただいて構いません。ちょっと様子見だけの見学もOKで,教授を通す必要はありません。ラボにちょうど居る誰かに案内してもらってラボや研究内容の説明も受けてください。ただし夜間と休日は加齢研がクローズされていますので,平日がお勧めですが,どうしても休日見学を希望の方は予めメールでお知らせください。

Q:研究室の年間行事予定を教えて下さい
A:4月中旬〜7月中旬および9月上旬〜12月下旬,1上旬〜2月下旬は月曜日がプログレスセミナー,火曜と木曜がジャーナルセミナー,いずれもお昼です。年間を通していくつかの国内学会,海外学会に参加します。免疫学会には特に多くの方が参加します。参加費は発表者でなくても必要であればサポートしています。なおその他の研究室行事スケジュールはEventのページを御覧ください。

Q:研究室での一日の様子を教えて下さい
A:おおむね上記の週間スケジュールに書きましたが,朝は9:30までに来ます。夕方は5:30以降は拘束されません。風邪や体調不良などでお休みor遅刻or早退する場合は直接,スタッフに連絡します。セミナーの時間以外は各自の研究計画に沿って実験し,その合間に勉強やグループ内討論をします。

Q:お休みの日でも拘束されますか
A:いいえ。上記のように,休日は休養日ですので必要がなければ出てくる必要はありません。
お盆・夏季休暇◇おおむね8月中に自由に約1週間の休暇を取っています
年末年始◇学生,院生はおおむね12/28〜1/7までお正月休みです
春休み◇3月下旬に数日,春休みを取っています

Q:仙台市でアパートを借りて暮らすと,いくらぐらいかかりますか
A:男子学生の場合,5〜6万円程度の家賃で,また女子学生の場合は6〜7万円程度の家賃のアパートを借りているようです。近くに物件はたくさんありますので,歩いて通うのに問題はないでしょう。仙台の物価は高くなく,安くなく,といったところでしょうか。

Q:研究室の人たちの出身地はどのような構成ですか
A:宮城県が約半数ですが,その他,東北他県,栃木,群馬,山口,岡山,兵庫,大阪,奈良,石川,埼玉,福島,など多様です。

Q:研究室の人たちは大学・短大等でどのような専門教育を受けてきたのですか
A:これまでの技術系職員は農業短大畜産科,衛生学院,工学部生物工学科出身者などです。院生は本学および他大学の工学部,理学部,農学部,薬学部,医学部,歯学部など多様です。

Q:研究成果が上がらない場合,卒業できなくなりますか
A:いいえ。ちゃんと研究活動している場合の学位と卒業は保証します。ただ,修業年限とのかねあいで,止むなくテーマの変更をしなければならない場合があります。このあたりの見極めは教授らが判断しますが,本人と相談しながら決めます。当研究室で2年間の修士課程,4年間の博士課程院生として活動した人たちの中で,学位取得できなかった例はありません。

Q:第1志望でなくても受験していいですか
A:はい。他のラボが第1志望の場合,面談後のメールにてお知らせください。

Q:修士課程の卒業後,就職はできるでしょうか。また,どのようなところに就職できますか
A:就職できます。製薬関連企業などであれば人事採用担当者に面接をお願いできる場合がありますのでご相談ください。必要であれば紹介状,推薦状を先方にお送りします。これまでの修士課程修了者で就職希望の方々の就職率は100%で,就職先はOB&OGのページをご覧下さい。

Q:修士課程卒業後,そのまま博士課程に進学できますか
A:医学系研究科修士課程では,博士課程の入試を受けます。英語と口頭試問になります。生命科学研究科修士課程は修了時に進学の可否を審査する論文審査があります。詳しくはご相談ください.

Q:博士課程卒業後はどのようになりますか
A:学位取得後,非常勤研究員や助教として当研究室に就職したり,他大学の同様の職に就職したり,外国留学しています。また,企業に就職する道もあり,東北大学と企業との間でインターンシッププログラムもあり,大学として企業への就職のサポートをしています。これまでの実例はOB&OGのページをご覧ください。

Q:研究室では自分のデスクやパソコンがもらえますか
A:はい。1人に1デスクを提供していて,個別にネット環境が完備されています。研究室のパソコン環境はマッキントッシュですので,パソコンはマックであれば希望者に先輩のお下がりまたは運がよければ新品を貸与しています。

Q:旅行などで数日の休暇はもらえますか
A:はい。学生,院生は研究に差し支えない範囲で休暇をとれます。

Q:旅行などのために1〜2週間の長期休暇はもらえますか
A:はい。学生,院生は研究およびその他社会的行事に差し支えない範囲で長期休暇をとれますので教授にご相談ください。

Q:在学中に1〜2年の外国留学をすることはできますか
A:はい。可能です。教授に相談してください。

Q:国内や外国で学会発表はさせてもらえますか
A:はい。年間行事スケジュールや学会発表予定ページにありますように,論文発表できる状態になった成果は積極的に学会発表しています。旅費・滞在費は発表者であれば支給しますし,発表者でなくても積極的に勉強したい方には援助しています。

Q:研究室で生活費のサポートはあるのでしょうか
A:はい。博士課程,修士課程院生の場合,ティーチングアシスタント,リサーチアシスタント制度があり,毎年ではありませんが少なくとも1年間は月額2〜4万円と少額ながら給与が支給されます。経済的にかなり厳しい場合,別途ご相談ください。何らかのアルバイトを斡旋することも可能です。

Q:クルマで通学できますか
A:はい。加齢研から片道2キロメートル以遠の通勤・通学圏であれば希望者に駐車許可書が交付されますが,できるだけエコ通学を心掛けてください。

Q:研究室に新着の学術雑誌はどれぐらいありますか
A:数年前までは印刷版も揃えていましたが,現在,東北大学はほとんどの関連専門誌にネット経由でアクセス可能です。

Q:自分はアレルギー体質ですが,実験でマウスなどを扱っていてひどくなりませんか
A:可能性として有りえるので,予防することをお勧めします。アレルギー体質の方の場合,花粉症と同じく,発症までの期間はまちまちですが,マウスのフケなどによるアレルギーになる可能性があります。マウスを扱う場合,ゴーグルやマスク,研究用ゴム手袋を着用して下さい。これらは研究室で購入しており,ゴーグル以外はディスポーザブル(使い捨て)です。作業後は十分に手洗い,洗顔してください。強いアレルギー体質のかたの場合,まれに皮膚炎や重症花粉症の症状が出る場合がありますが,このような症状が慢性化しないうちにテーマの変更などの可能性を考慮します。

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