当研究分野は、平成20年7月に新設されました。加齢医学研究所では、加齢医学を「受精から発生・発達・成熟・老化に至る時間軸に沿った医学・生物学」と定義し、加齢のメカニズムや加齢を制御する生体防御機構を解明すること(基礎加齢研究)、および加齢に伴う疾患(認知症などの脳・神経疾患や難治性がん)に関する先端的診断・治療法の開発を行い、社会が要請するこれら重要疾患の克服を目指しています。
この研究所のミッションの一翼を担うべく、当研究室では、生体防御機構について研究をしています。
基礎研究は、これまでの受動的な知識の詰め込みではなく、自ら考え、まだ誰も知らない自然現象を、自らの手を使って明らかにすることです。したがって記憶力中心の勉強とは全く違って、洞察力や論理的思考が重要になってきます。研究の発見とは、「あなたが今まで誰も知らなかったことを世界中で一番最初に知った。」ことを意味するわけで、大いなる喜びと知的好奇心をくすぐります。さらに、自分が想像した以上の思いもよらない大発見が得られることもあります。一度この喜びを体験するとやめられないほどの魅力が基礎研究にはあります。
指導方針は、学生の興味にできるだけ沿った形でテーマ設定をし、はじめは先輩研究者と一緒に実験の組み立て方、考え方、手法を学び、慣れてきたら独立して学生実験から研究への脱皮をしていただきます。当研究室では世界最先端の研究を目指しており、ぜひよい夢をみさせてあげたいと思っています。将来、基礎研究者を目指す学生はもちろんのこと、臨床医を目指す学生にとっても、ぜひ基礎研究の楽しさを実感していただきたいと思います。
当研究室は、医学部でなくても、歯学部、薬学部、理学部などいろいろな研究背景をもった研究者がおり、お互い切磋琢磨しております。興味のある方はぜひご連絡ください。
〒980-8575
宮城県仙台市青葉区星陵町4−1
TEL: 022-717-8579
FAX: 022-717-8822