略歴
1991年 東京大学医学部医学科卒業
1997年 東京大学大学院医学系研究科内科学専攻修了
1998年 広島大学原爆放射能医学研究所助手
2002年 英国ダンディー大学生命科学科ポストドクトラル・リサーチアシスタント
2007年 東北大学加齢医学研究所准教授
2011年 東北大学加齢医学研究所分子腫瘍学研究分野教授
細胞が分裂する時に染色体が2つに分配される様子は、100年以上前から科学者を魅了し続けてきました。しかしその機構が分子レベルで明らかになってきたのはごく最近のことです。ほとんどのがん細胞では染色体数の異常が認められることから、染色体分配機構の異常はがん化と密接に関連していると考えられます。一方細胞分裂期は、多くの抗がん剤が効果を発揮する作用点にもなっています。私たちは細胞分裂期に焦点をあて、染色体分配の機構の解明とこの機構のがん化・がん治療との関係を明らかにすることを目指しています。
助教 家村 顕自
略歴
2009年 長浜バイオ大学大学院 バイオサイエンス研究科 博士前期課程 修了
2012年 東京大学大学院 理学系研究科生物化学専攻 博士課程 単位取得退学
2012年 東京大学医科学研究所 癌細胞シグナル分野 特任研究員
2012年 東北大学加齢医学研究所 産学官連携研究員
2016年 東北大学加齢医学研究所分子腫瘍学研究分野助教
分裂装置オーケストラが奏でる染色体分配の旋律。
その"観客"ではなく"指揮者"になるべく田中研究室の門戸をたたく。
趣味は車(最近は見る専門)。
出身は京都。滋賀-東京-仙台と順調に日本列島北上中。
業績
Chromokinesin Kid and kinetochore kinesin CENP-E differentially support chromosome congression without end-on attachment to microtubules. Nat Commun (2015) 6, 6447.
Assessment of the centrosome amplification by quantification of
gamma-tubulin in Western blotting. Anal Biochem., (2007) 371, p256-258.
助教 國安 絹枝
ダイナミックかつ美しい、細胞分裂の世界に魅せられ田中研究室にやってきました。
『細胞分裂とは生きること。』生命とはいったい何か。この答えに辿り着くべく、染色体分配の観点から新しい道を切り開いていきたいです。
出身は兵庫。趣味はダム見学(ダムカードも集めています)。
助教 陳 冠
少子高齢化社会が急速に進む中、「スマート・エイジング」社会の実現を目標とし、加齢の基盤研究に取り組んでいます。「実学尊重」の精神で老化関連疾患をはじめとするあらゆる分野の医療課題の解決を目指し、基礎研究を通じて人々のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献したいと志しています。
出身地は中国の河北省です。
技術補佐 佐藤 日和
博士課程2年 朱 楷林
博士課程2年 湯本 瑛亮
修士課程2年 槇 陽一朗
修士課程2年 福江 裕孝
修士課程2年 町田 春樹
修士課程2年 Dicky Kurniawan
修士課程1年 池澤 祐里子
修士課程1年 永瀬 歌恋
修士課程1年 中西 紫音
在籍者
伊藤 剛
秋田大学大学院医学系研究科分子生化学講座 助教
池田 真教
水野 夏紀
谷 俊幸
Mohammed Abdullahel Amin
Professor, University of Dhaka