肺癌の外科治療

  • 手術適応

 一般的にはⅠ期、Ⅱ期、ⅢA期の一部の肺癌が手術適応となります。

  • 肺癌の標準手術

肺癌の一般的な手術として、癌の病巣がある肺葉を丸ごと切除する”肺葉切除”とその周囲のリンパ節を摘出する”リンパ節郭清”が行われています。

  • 肺癌の縮小手術

小型の肺癌に対しては、肺の切除範囲を従来の手術より縮小した手術が試みられています。

  • 肺癌の拡大手術

胸壁や心膜、血管など隣接臓器への浸潤、主気管支への浸潤などの通常の肺癌標準手術では切除しきれないような肺癌に対しても、切除範囲を拡大したり、気管支を吻合(つなぐこと)したりすることにより根治手術を行います。当科では、心臓血管外科や形成外科など複数の専門診療科と連携しながら患者さんの病状に応じた適切な手術を心がけています。