診療の流れ
東北大学病院では呼吸器内科・呼吸器外科が協力し、悪性胸膜中皮腫の診断・治療を行っています。
職業歴や居住歴などでアスベスト暴露の可能性を確認します。レントゲンや胸部CTで胸水貯留や胸膜腫瘤を認める場合には胸水中に含まれる細胞の性状を調べて鑑別診断の参考とします。最終的には全身麻酔下胸膜生検やCTガイド下胸膜生検で病理組織検査を行います。また、PET/CTなども併用して病期診断を行います。外科治療を含めた集学的治療を検討するため、肺機能検査や心臓超音波検査などによる耐術能の評価を行います。
他の医療機関で検査を行っていただいた上でご紹介いただいた場合には、検査内容を確認し必要な検査を追加いたします。