肺移植の相談
【肺移植の相談をしたい患者さん、呼吸器内科の先生へ】
肺移植登録から移植手術に至るまでおおよその待機期間は900日です。進行してから紹介を考える必要はなく、早い段階で足を運んでいただき、肺移植が将来、治療オプションになるかどうかの相談も受け付けております。
<移植施設へ紹介を考える目安(登録とは異なります)>
1.拘束性肺障害(特発性間質性肺炎や膠原病合併間質性肺炎など)
肺機能検査で%努力肺活量 <80%の場合、6分歩行検査でSpO2<90%を認める場合、胸部CT検査で特発性肺線維症や上葉優位型肺線維症を認める場合、
2.閉塞性肺疾患(慢性閉塞性肺疾患やリンパ脈管筋腫症など)
肺機能検査で%1秒量 <30%の場合、慢性呼吸不全を認める(在宅酸素療法を要する)場合、
3.感染性肺障害(気管支拡張症やびまん性汎細気管支炎など)
肺機能検査で%1秒量 <30%の場合、慢性呼吸不全を認める(在宅酸素療法を要する)場合、
4.肺循環性障害(肺動脈性肺高血圧症など)
プロスタグランジンI2製剤を10 ng/kg/minで治療されている場合、
<日本臓器移植ネットワークの資料>
待機期間や移植登録の流れがまとめられています。
ニュースレター 2020年
https://www.jotnw.or.jp/files/page/datas/newsletter/doc/nl24.pdf
日本の移植事情
https://www.jotnw.or.jp/files/page/give/give02_sourcebook.pdf